横山大観日本美術新体制に関する意見書を発表

記事番号:00682
年月:1941年01月

横山大観は昭和十六年々頭に際しその抱懐する美術界革新の意見書を「画壇新体制理念」と題して発表、政府の文化担当者に送達参考に供した。その要は国家施設としての展覧会の革新、私塾的機構の解消と国民美術道場の建設、東京美術学校を中心とする美術教育の刷新改善等であつて、美術界に於いても在来の放慢なる自由思想を戒飭し、各自が職分に於いて日本精神の顕揚に力め奉公の誠を致すべきであるといふにある。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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