ドイツへ現代日本画寄贈

記事番号:00510
年月:1939年08月

今秋ドイツのナチ党大会に出席のため渡独する藤原銀次郎は、現代日本画の代表的作家の作品六十一点を携行、同国に寄贈することとなり、八月五日の出発に先ち同一日東京美術倶楽部で展観した。これらの作品はかねて岡部長景子爵の主宰する尺貫法存続聯盟に、同運動援助のため各作家から寄贈されたものである。なほその他に川端竜子原作「潮騒」を高島屋がつづれ織りに複製した壁かけをヒトラー総統に贈ることとなつた。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
to page top