「東京国際版画ビエンナーレ展」開く

記事番号:02682
年月:1966年12月

第5回東京国際版画ビエンナーレ展が4日より来年1月22日まで、東京・京橋の国立近代美術館で開催された。今回の第5回展は、これまでの読売新聞社と国立近代美術館との共催という形から、国際文化振興会との共催という形に改まって最初のもので、出品作品は総数526点、国別にして43カ国、版画家は187名であった。今回から審査員を外国からも招聘して審査員団(下記)を構成し、開会前日の3日に授賞審査を行なった。その結果、国際大賞には、パー・グナ・テランド(スエーデン)が推されたが、日本側作家では、国立近代美術館賞を日下賢二、文部大臣賞を萩原英雄、佳作賞を尼野和三がそれぞれ受賞した。〔国際審査員〕ノーマン・リード(イギリス)、ヴェルナー・シュマーレンバッハ(ドイツ)、ホルヘ・ロメロ・ブレスト(アルゼンチン)、ジェームズ・ジョンソン・スイーニー(アメリカ)、ジャック・ラセーニュ(フランス)、今泉篤男土方定一

登録日: 2014年04月11日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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