「フランスを中心とする17世紀ヨーロッパ名画展」の開催

記事番号:02626
年月:1966年01月

戦後日仏両国間の文化の交流をいっそう緊密にするため、昭和28年に文化協定が締結され、以来今日まで民間団体の協力をも得て、さまざまの事業を活発に行なってきたが、今回この協定の趣旨に基づき、両国政府が主催する交換美術展としてはじめて企画された「フランスを中心とする17世紀ヨーロッパ名作展」(文部省・フランス文化省共催)が27日から3月27日まで東京国立博物館で開かれた。ルーヴル美術館を主としてフランス各地の美術館に収蔵せられている珠玉の作品をあわせた46点をもって構成せられ、わが国民にきわめて親しみ深い19世紀の画家ミレーの「落穂拾い」1点が持別出品として加えられた。日本ではこれまでこの時代の実作に接することはほとんど出来なかったので、得難い機会となった。

登録日: 2014年04月11日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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