日本美術院、二科会の50回記念展

記事番号:02602
年月:1965年09月

大正3年創立第1回展を開いてから約半世紀の歴史を有し、我国近代美術の発展に大きな足跡をのこしている院展、二科展は今次大戦苛烈中の休回をはさみながら本年は目出たく50回展を迎えたので、恒例の都美術館での1日からの本展開催とは別に、それぞれ50回記念にちなんだ特別展の催しを行なつた。岡倉天心の没後、横山大観らによって再興された日本美術院は、国立近代美術館と朝日新聞社の共催でその記念展「院展芸術の歩み」を、戦前戦後の2部門に分け、諸作家の代表作を展示、戦前の部は4日より10月10日まで近代美術館で、戦後の部は7日より12日まで銀座・松坂屋で開催した。一方二科会は今夏6月23日より7月8日まで「二科会50周年記念回顧展」を新宿ステーションビルディングで行ない、旧二科会々員と現会員のそれぞれの代表作、計100余点を展覧した。

登録日: 2014年04月11日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
to page top