芸術選奨決定

記事番号:02576
年月:1965年03月

文部省は昭和39年度(第15回)芸術選奨の受賞者として、8部門の1団体、8人を決め24日発表した。美術部門では、高山辰雄<日本画>(近年、意欲的な作品を続けて発表し、とくに第7回日展出品作「穹」は従来の画境を一歩進め、新鮮な内容と着実な技法を示して、現代日本画として注目すべき成果をあげたものである)と、岡村昭彦<写真>(ベトナム紛争に取材した一連の報道写真は、迫力ときびしさの底に、暖かいヒューマニズムが流れる佳作である。内外の新聞、雑誌に紹介され、大きな感動を呼んだ。この報道写真が写真美術界にもたらした清新な成果は大きい)が選ばれた。 東大寺戒壇院持国天の剣盗難 24日、奈良東大寺戒壇院四天王像のうち持国天が持っている剣が盗まれているのがわかつた。犯人は東京都立城北高校の学生3人で、盗んだ剣は折って京都市内のマンホールに捨てたと自供した。その破片は4月5日発見された。

登録日: 2014年04月11日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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