東京丸の内煉瓦街の取壊し始まる

記事番号:02209
年月:1960年07月

明治27年、ジョサイア・コンドルの設計になる旧三菱1号館(現東9号館)を基本として、明治中期から大正初年へかけて丸の内に造られた赤煉瓦のビルは、明治建築の歩みをとどめる貴重な史的価値をもつものであるが、より能率的な近代ビル建設のため、いよいよ2日から少しづつ取壊しになることになつた。なお旧三菱1号館は、文化財保護委員会で何等かの方法で保存を実現したいと考慮している。

登録日: 2014年04月11日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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