展覧会の中止・延期

記事番号:05070
年月:2011年03月

東日本大震災に続く福島第一原子力発電所の事故で、海外から美術品を借りる展覧会の中止・延期が相次いだ。4月2日~6月26日に横浜美術館で開催予定だった「プーシキン美術館展」は展示環境の安全性が確保されていないとロシア側が判断したことなどから開催を延期した。また4月5日から広島県立美術館で開催予定だった「印象派の誕生」展も、フランス文化省美術館総局が日本への美術品貸与を一時見合わせるよう勧告したため中止となった。一方、4月9日~5月29日に目黒区美術館で開催予定だった「原爆を視る 1945-1970」は、目黒区および美術館を運営する同区芸術文化振興財団で協議し、被災者の心情に配慮して開催が見送られた。

登録日: 2014年09月17日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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