東日本大震災による被害

記事番号:05069
年月:2011年03月

11日に発生した東日本大震災により、東北・関東地方の多くの文化財が損傷・倒壊等の被害を受けた。被災した国指定関係の文化財は744件にのぼり、宮城県松島町の瑞巌寺では庫裏(国宝)の壁の一部が崩落、茨城県水戸市の旧弘道館(特別史跡・重要文化財)では学生警鐘が全壊した。地震に伴い発生した津波による被害も甚大で、茨城県北茨城市の茨城大学五浦美術文化研究所六角堂(登録有形文化財)は土台のみを残し流失した。美術館・博物館も地震・津波による被害を受け、石巻文化センターでは津波の直撃により1階がほぼ壊滅、陸前高田市立博物館では建物の躯体のみを残した状態となり、所蔵品全てが津波により水損した。

登録日: 2014年09月17日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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