「歌麿・写楽の仕掛け人 その名は蔦屋重三郎」展開催

記事番号:05056
年月:2010年11月

18世紀後半の江戸で、浮世絵の喜多川歌麿・東洲斎写楽、戯作の山東京伝、狂歌の大田南畝らの作品を巧みに売り出し、江戸文化の最先端を演出・創造した版元、「蔦重」こと蔦屋重三郎の営みを紹介する「歌麿・写楽の仕掛け人 その名は蔦屋重三郎」展が3日から12月19日までサントリー美術館で開催された。江戸吉原の案内書である『吉原細見』等を手がけて経営の安定を図る一方で、人気狂歌師や戯作者の作を次々に刊行してブランド化を図り、さらには葛飾北斎や十返舎一九、曲亭馬琴など新人発掘に力を注いだ名プロデューサーぶりをうかがう企画として注目された。

登録日: 2014年09月17日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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