「栄西と中世博多展」開催

記事番号:05046
年月:2010年09月

1168年と1187年に二度宋に渡り、博多に日本最初の禅寺聖福寺を建立した栄西(1141-1215)の生涯と、対外交流の拠点として栄えた中世の博多について国宝、重要文化財を含む152点の作品資料によって紹介する「栄西と中世博多展」が11日から10月31日まで福岡市博物館で開催された。第一部「栄西の足跡」では風貌、信仰、茶の嗜み、塔頭建立の手腕という視点から栄西に迫り、第二部「聖福寺の創建と中世博多の繁栄」では考古歴史資料や請来美術品など、当時の舶載品によって中世の国際都市博多を浮かび上がらせた。近年、存在が明らかになった栄西史料の研究成果が反映され、充実した展観となった。

登録日: 2014年09月17日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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