妹島和世、西沢立衛のプリツカー賞受賞

記事番号:05025
年月:2010年03月

建築界のノーベル賞といわれ、優れた建築家に毎年贈られるプリツカー賞受賞者に妹島和世、西沢立衛の両名が選ばれたことを、主催団体の米ハイアット財団が28日発表した。両名は共同の設計事務所SANAA(東京)を通じ、日本や欧米で積み上げてきた実績が評価された。共同作業を通じ、力強く繊細、正確で、建築の目的に沿って利用される建築を実現したことなどが授賞理由。主な共作に熊野古道なかへち美術館(1996年)、金沢21世紀美術館(2004年)など。なお妹島和世は、8月から11月まで開催された第12回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展の総合ディレクターを日本人建築家としては初めて、また女性としても同建築展史上初めて務めた。

登録日: 2014年09月17日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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