執金剛の指返還さる

記事番号:01617
年月:1954年03月

奈良東大寺の執金剛神の右手第三指第四指は明治三二年の国宝指定の時既に行方不明になつていたが、最近東京の某氏から寺に返還された。調査の結果長さ、幅とも適合し土質も本像と同質と確認されたので、一九日の文化財専門審議会で現状変更を決定、復旧することになつた。

登録日: 2014年04月11日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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