富士山、世界遺産に決定

記事番号:05188
年月:2013年06月

世界遺産への登録の可否を事前に審査する国連教育科学文化機関(ユネスコUNESCO)の諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモスICOMOS)は4月30日、古来より信仰・芸術の対象であった富士山(山梨県、静岡県)について、世界文化遺産への登録を勧告した。これを受けて6月22日、カンボジア、プノンペンで開催されていた第37回ユネスコ世界遺産委員会で、富士山を世界文化遺産として登録することが決定した。イコモスから富士山の一部とは見なせないとして除外の勧告を受けていた三保の松原も、委員各国から異論が相次ぎ、構成資産として登録が認められた。なお武家の古都として政府が登録を推薦していた鎌倉については、イコモスが「不登録」を勧告したため、世界遺産委員会への推薦を取り下げた。 (English)

登録日: 2016年09月05日
更新日: 2021年11月30日 (更新履歴)
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