第二部会申入れ

記事番号:00235
年月:1937年07月

文部当局では新文展に就き審査員選定等の問題を考究其の決定を急ぎつゝあるが、審査員に帝国芸術院会員を加へることも考へられてゐるので、前年来之に反対を主張して来た旧帝展系の第二部会では七月二十二日夕丸之内マーブルに委員会を開催し、協議の結果同会としては飽く迄芸術院会員の鑑査に反対することとし、翌二十三日午後小林万吾、辻永の両委員代表として文部省本田学芸課長に面会、其の意向を伝へ尚過日発表された要綱中無鑑査出品寸法制限にも反対の旨を述べて当局の善処を要望した。

登録日: 2014年04月11日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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