文展要項審議

記事番号:00225
年月:1937年06月

帝国芸術院成立後文部当局では之と切離して文部省美術展覧会開催の準備を進め、昨年度文展の欠陥を改め恒久的な制度を樹立すべく考究中であつたが、六月二十九日正午より文相官舎に細川護立侯、岡部長景子、松浦鎮次郎、正木直彦、清水帝国芸術院長の五顧問を招き、文部省からは安井文相、伊東次官、菊池専門学務局長事務取扱代理、本田学芸課長、有光学務課長等出席、当局の原案を提示して各顧問の意見を求め展覧会要項を審議決定して午後四時散会同時に決定事項を発表した。

登録日: 2014年04月11日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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