シドニー国際美術展覧会出品 

記事番号:00032
年月:1936年04月

濠洲シドニーの国立美術館では、本年七月各国の出品を求めて国際借款美術展覧会を開催することとなり、予て外務当局を通じて我が国にも現代美術を代表する絵画及び工芸品の出品を、点数を予定して依頼して来たので、文部、商工当局及び国際文化振興会等で協議の上同会の事業として之に応ずることとなり、出品の銓衡中であつたが、絵画六点、工芸品十二点、合計十八点を決定し、四月十三日横浜発の加茂丸でシドニーに向け発送した。品目は左の通りで、絵画は文部省所蔵、工芸品は商工省所蔵品中より貸し出したものである。 日本画 窈冥(荒木十畝)、カンナ(常岡文亀)、夕(三谷十糸子)、母子(上村松園) 洋画 裁縫女(小磯良平)、夏の内海(金山平三) 工芸 方形狂獅子模様刀漆画香盆(六角紫水)、布目象眼鋳銅瓶掛(香取正彦)、拘橘模様漆器手箱(真鍋光男)、陶試紅磁染附花瓶(商工省陶磁器試験所)、御所車桜模様花瓶(香蘭社)、真葛焼磁製青海波彫色附遊鯉図花瓶(宮川香山)、「引阮長鳴」鋳銅置物(津田信夫)、鉄刀木飾壷(稲木春千里)、花籠(飯塚琅?斎)、つづれ錦花輪図四曲屏風(川島甚兵衛)、振袖キモノ(高島屋)、カキツバタの図袋帯(竜村平蔵)

登録日: 2014年04月11日
更新日: 2015年11月20日 (更新履歴)
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