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作品ID 7161
作品名 窪田幸左衛門像(個人蔵)
年紀 天保4年(1833)
所蔵 山梨県北杜市 個人蔵
員数 1幅 絹本著色 縦100.5 横42.0
銘文内容 〔賛文〕
  遠つ祖なる窪田重右衛門といゝけるハ村山
  東割の地に産れ出寛永の頃浅尾堰の
  ことうけつかふまつりおなし地にして二百七十石の田
  所開墾有しに正保元年はしめて租税をめされし
  かハ其いさをしを褒したまひて慶安元年諸役
  免除の御教書をくたし賜りぬわれ其七世の孫
  忠左衞門か妹を妻としてその家をわかたれしより
  常に祖業のむなしからんことをおそれおもひ興して
  もはら水利をつとめしをもておふけなくも今浅尾穂
  坂両堰の惣代奉はれハ子孫なをわか志をつきてゆめ
  業な怠りそと事のよしかい付て後に示にこそ
  天保四のとし冬の日 江戸の石原信庸代りてしるす

〔落款〕
  甲斐国巨摩郡浅尾新田
  窪田幸左衞門実広真像
  天保四年癸巳冬十一月写 石済「印文不詳」(白文方印)
  

備考
参考文献 『水の国やまなし―信玄堤と甲斐の人々』展図録(山梨県立博物館、2013)