| 作品ID | 4594 |
| 作品名 | 塑造薬師如来坐像厨子（法隆寺） |
| 年紀 | 文永五年（1268） |
| 所蔵 | 奈良県生駒郡 法隆寺蔵 |
| 員数 | 一基 |
| 銘文内容 | 〔厨子後板内面〕 法隆寺 食堂 奉安置 薬師三尊 （九九六） 右年来奉懸御帳不能拝見之処長徳二年｛丙／申｝ 交替帳云食堂薬師三尊臂折無光｛云々｝仍勧進 過現一千二百人有縁衆文永五年｛歳次／戊辰｝十二月日 修復三尊年中至文永暦経二百七十三ヶ年 致修営之功然者且為結縁助成之二世所願 成奉納奉加帳於仏像之中乞願三尊幷三 宝納受面々各々懇念令成就現当之悉地焉 文永五年｛戊／辰｝十二月日勧進比丘円覚 大法師 聖讃 仏師 覚西｛北京｝ 絵師 光円｛南京｝ 漆師沙弥西弘 厨子大工秦 宗弘 伊富部 友弘 |
| 備考 | この木造厨子は現在西院経蔵にあり、聖僧坐像を安置するが、元来食堂の薬師如来像の厨子として文永五年に新造されたものである。しかし厨子は近世に改装され、その後壁内面の墨書銘のある板だけが残る。銘文は『造像銘記（改訂版）』（昭和一一年）による。 |
| 参考文献 | 『日本絵画史年紀資料集成 十世紀―十四世紀』（東京文化財研究所、一九八四年） |