研究所の業務の一部をご紹介します。各年度の活動を網羅的に記載する『年報』や、研究所の組織や年次計画にもとづいた研究活動を視覚的にわかりやすくお知らせする『概要』、そしてさまざまな研究活動と関連するニュースの中から、速報性と公共性の高い情報を記事にしてお知らせする『TOBUNKEN NEWS (東文研ニュース)』と合わせてご覧いだければ幸いです。なおタイトルの下線は、それぞれの部のイメージカラーを表しています。

東京文化財研究所 保存科学研究センター
文化財情報資料部 文化遺産国際協力センター
無形文化遺産部


美術家・美術関係者資料データベース・画廊資料データベースの公開

 当研究所では、調査研究や資料整理のため、作家名や画廊名のリストを作成していますが、このたび、美術家・美術関係者資料データベース・画廊資料データベースとして「研究資料データベース検索システム」(http://archives.tobunken.go.jp/internet/index.html)上で公開を開始いたしました。前者は、19,947名の人名を収載し、その人の号名、出品歴、物故日などをご確認いただけます。後者は、 521件の画廊名を収載し、画廊史のタイトルや、展覧会の開催情報の有無などをご確認いただけます。
 また、当研究所では、美術家・美術関係者・画廊や、笹木繁男氏主宰現代美術資料センターよりご寄贈いただいております資料のうち、薄手のカタログ、画廊ニュース、DM、チラシ、新聞記事などを作家資料ファイル、画廊資料ファイルに分けて収めています。現在公開中のデータベースでは、資料ファイルの有無のみ表示していますが、資料の細目についても、順次公開していく予定です。なお資料の閲覧については「資料ファイルの利用について」をご覧ください。

文化財デジタルイメージギャラリーの新設

文化財デジタルイメージギャラリー

 2010年4月、当研究所のホームページに文化財デジタルイメージギャラリーを新設しました。
 現在、そのコンテンツには「赤外線の眼で見る《昔語り》」「菊花に覆われた未完の武者絵」「国宝彦根屏風の共同調査」が掲載されております。
 「赤外線の眼で見る《昔語り》」では、1945年の空襲によって焼失した黒田清輝筆《昔語り》に関し、わずかに残った油彩による下絵を対象に、近赤外線撮影などの調査を行った結果を公表しています。
 また「菊花に覆われた未完の武者絵」では、ポーラ美術館の協力を得て、同館が所蔵する黒田清輝作品3点(「野辺」、「菊」、「赤小豆の簸分」)に関する光学的調査の研究成果を公表しています。
 そして「国宝彦根屏風の共同調査」では2006年度から2007年度までの間、彦根屏風が修理されるのに伴い、彦根城博物館と東京文化財研究所が実施した共同研究調査の成果の一部をご紹介します。
 今後、「古写真 名古屋城本丸御殿」などが掲載される予定です。

『無形文化遺産研究報告』の刊行

 『無形文化遺産研究報告』第4号が2010年3月に刊行されました。本号には、「無形文化遺産の保護に関する条約」(略称「無形文化遺産保護条約」)に直接かかわる報告が3件(宮田繁幸「実施段階に入った無形文化遺産保護条約」・松山直子「アジア太平洋地域の無形文化遺産―代表一覧表記載案件の分類と専門機関の役割―」・星野紘「無形文化遺産保護の挑戦―日本国内およびアジア太平洋諸国を訪れて―」)掲載されています。「無形文化遺産保護条約」が発効したのは2006年4月20日です。無形文化遺産に対する認識や対応は、様々な事由によって条約批准国ごとに異なっており、それだけに多岐にわたる複雑な問題をはらんでいます。報告はその一端を示す内容となっています。
 前号までまでと同様、全頁のPDF版をホームページ上で公開する予定です。

保存修復科学センター

キクイムシやフナクイムシによる被害状況

 保存修復科学センターでは、「周辺環境が文化財に及ぼす影響評価とその対策に関する研究」プロジェクトの中で、木造建造物の劣化状況についても調査を行っています。屋外の環境にさらされる木造建造物の中でも、特に広島県廿日市市宮島町にある厳島神社は、厳しい気候や海水の影響など過酷な条件のもとに存在しています。強い紫外線や風や雨の影響、海水の存在や波による影響、また、海中のキクイムシやフナクイムシなどの被害も甚大です。現在、このような状況で木材の劣化を軽減する方法や、劣化した木材の修復方法や修復材料などについて、研究中です。そのために、強度試験や硬化試験などの物性試験や、現地での様々な形態での曝露試験を行って最適な手法を検討中です。このような調査によって得られた成果は、他の木造建造物にも活用することが期待されています。

スリランカにおける文化遺産保護状況等に関する調査

修復中のアバヤギリ大塔(アヌラダプラ遺跡群)
修復再開直後のリティガラ僧院遺跡
都市開発にさらされているキャンディの町並み

 4月4日から13日まで、外務省派遣により、スリランカにおける考古遺跡等の文化遺産保護に関する取組状況についての現地調査を外部専門家とともに実施しました。同国では、四半世紀に及んだ内戦が昨年終結したばかりで、この間に資金難等の要因から停滞を余儀なくされてきた文化遺産保護の分野でも新たな進展が期待されているところです。わが国としても今後ユネスコ等を通じてどのような協力支援が可能か、検討するための基本的情報を収集することが今回の主な目的でした。
 本調査では、世界遺産既登録地における保存の現状や今後の整備方針等について実地視察および関係機関への聞き取りを行ったほか、将来的に登録の可能性がある複数の遺跡についても実地調査を行いました。その結果、様々な計画は存在するものの実現の見通しが立っていないものが多いことや、専門的人材の不足をはじめ、体制面においても深刻な課題が少なくない状況を認識させられました。 これよりのち、具体的な協力の方向性を検討する過程にも積極的に参画していきたいと考えています。

3月施設訪問(1)

 中国陝西省歴史博物館及び東アジア文化遺産会議参加者16名
 3月3日に、中国陝西省歴史博物館研究員が当研究所の事業視察のため来訪、それに併せ当研究所で開催した東アジア文化遺産会議参加者とともに、4階保存修復科学センター化学実験室及び生物実験室、地階無形文化遺産部実演記録室、3階保存修復科学センター修復アトリエ、4階文化遺産国際協力センター資料閲覧室を見学し、それぞれの担当者が説明及び質疑応答を行いました。

3月施設訪問(2)

 インドネシア・ボロブドゥール遺産保存研究所技官およびタイ芸術局保存研究部門技官2名
 3月8日に、文化遺産国際協力センターとの間で行っている共同研究の一環として、インドネシア・ボロブドゥール遺産保存研究所およびタイ芸術局保存研究部門の技官が視察のため来訪、3階保存修復科学センター修復アトリエ、2階企画情報部資料閲覧室、地階保存修復科学センターX線撮影室、無形文化遺産部実演記録室を見学し、それぞれの担当者が説明及び質疑応答を行いました。

村松画廊資料受贈と感謝状贈呈

川島良子氏に感謝状を贈呈する鈴木所長

 1960年代以降、我国の現代美術を牽引する作家たちの作品発表の場となった村松画廊の画廊主、川島良子氏は、2009年12月に閉郎するにあたり、展覧会記録写真を納めたアルバム等の資料を、当研究所にご寄贈くださいました。同画廊は、1913年に銀座に開店した村松時計店の画廊として1942年頃に始まり、1968年に川島氏に引き継がれました。その後、40年に及ぶ画廊活動の資料は、戦前から当所が収集、整理、公開してきた現代美術作家資料を補う貴重なものです。その篤志に対し当所では感謝状をお贈りすることとし、3月12日に所長より贈呈しました。受贈資料は、末永く保存し、活用・公開していく所存です。

『平等院鳳凰堂仏後壁調査資料目録―近赤外線画像編』の刊行

 平等院では、平成15年から20年までの間、鳳凰堂の平成大修理が行われ、阿弥陀如来坐像、および、その光背・台座等を境内の特設工房に遷されました。これを機に、平成16・17年に平等院のご理解とご協力のもとに、仏後壁前面画の詳細な光学調査を実施し、高精細デジタル撮影技術を駆使して詳細に壁画の現状を記録することができました。その成果報告として2月26日に『平等院鳳凰堂仏後壁調査資料目録―近赤外線画像編』を刊行いたしました。本書は昨年度刊行の『平等院鳳凰堂仏後壁調査資料目録―カラー画像編』に続くものです。周知の通り、平等院鳳凰堂の仏後壁前面に描かれた板絵は、普段、本尊・阿弥陀如来像の背後に位置するため、画面の全貌を詳細に把握することは容易なことではありません。本書はこれからの平等院鳳凰堂仏後壁前面画の研究のとどまらず、広く平安仏画の研究に大いに活用されることになるものと思われます。なお、来年度は『平等院鳳凰堂仏後壁調査資料目録―蛍光線画像編』の刊行を予定しています。

『“オリジナル”の行方―文化財を伝えるために』の刊行

『“オリジナル”の行方―文化財を伝えるために』表紙

 昨年度に東京文化財研究所は、第32回文化財の保存及び修復に関する国際研究集会「“オリジナル”の行方―文化財アーカイブ構築のために」を開催しましたが、まる一年の編集期間を経て、このたび、その報告書を刊行する運びとなりました。国内外の25名の研究者による発表と討論を収録した同書は、日本・東洋の美術を中心に西洋の美学や現代美術、無形文化財をも視野に入れ、“オリジナル”の姿を志向しつつ、いかに文化財を伝えるべきかを探る内容となっています。発表の各タイトルについては、企画情報部刊行物のページをご覧ください。
http://www.tobunken.go.jp/~joho/japanese/publication/book/report_sympo32th.html
 有名な北斎の《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》を左右反転させた表紙の作品は、同研究集会のPRイメージにも使わせていただいた現代美術家、福田美蘭氏によるものです。同書は『“オリジナル”の行方―文化財を伝えるために』のタイトルで、平凡社より市販されています。
http://www.heibonsha.co.jp/catalogue/exec/frame.cgi?page=newbooks.html

『春日権現験記絵披見台 共同研究調査報告書』の刊行

『春日権現験記絵披見台 共同研究調査報告書』表紙
特別陳列「おん祭と春日信仰の美術」において、「春日権現験記絵披見台」の前で解説を行う奈良国立博物館研究員・清水健氏

 東京文化財研究所企画情報部では、研究プロジェクト〈高精細デジタル画像の応用に関する調査研究〉の一環として、奈良国立博物館との共同研究を実施しています。平成22年3月には、「春日権現験記絵披見台」(奈良・春日大社蔵)の報告書を刊行いたしました。本作品は、縦約42㎝の6枚折りの屏風装の画面に、金銀の泥、切箔を用いて、春日大社の境内の情景が描かれています。この作品はかねてより紙本屏風の古例と見なされることや、14世紀の金銀泥絵の貴重な遺例としても、注目されていました。今回の共同研究調査で撮影した蛍光画像では、肉眼では確認しづらい図様や細部の表現を認識でき、今後の景物画、金銀泥絵研究において、重要な研究資料となることが期待されます。また報告書刊行に先立ち、2009年12月8日~2010年1月17日に奈良国立博物館で開催された特別陳列「おん祭と春日信仰の美術」において、本作品が出陳されるのにあわせて、この調査で撮影したカラー画像と蛍光画像をパネルとして対比的に展示し、一部成果公表を行いました。

物故記事の公開

 当研究所の刊行物『日本美術年鑑』(年刊)では、当該年に亡くなられた美術家及び美術関係者の方々についてまとめた記事を、物故者の欄に掲載しています。このたび、創刊号の『日本美術年鑑 昭和11年版』から『日本美術年鑑 平成6年版』までの51冊に掲載した物故記事2,104件を再編集し、ホームページの出版&デジタルアーカイブのコーナーで公開を始めました。記事ではその人物の生没年をはじめとして、略歴、著作目録などを紹介しております。現在1935年から1973年までの物故記事がご覧いただけますが、1974年以降の物故記事についても順次公開の予定です。なおホームページの研究資料検索システムのコーナーの美術家・美術関係者資料データベースで人名を検索していただきますと物故日が確認できますので、あわせてご利用ください。
http://www.tobunken.go.jp/materials/bukko

無形文化遺産国際研究会「アジア太平洋諸国における保護措置の現状と課題」報告書の刊行

 無形文化遺産部では1月14日に当研究所セミナー室にて、「アジア太平洋諸国における保護措置の現状と課題」と題して、国内外の11人の専門家を交えてシンポジウムを行いました。その報告書をこのほど刊行しました。PDF版は以下のリンクでご覧になれます。
http://www.tobunken.go.jp/~geino/ISSICH/IS2010.html

『保存科学』49号 発刊

『保存科学』49号

 東京文化財研究所保存修復科学センター・文化遺産国際協力センターの研究紀要『保存科学』の最新号が、平成22年3月31日付けで刊行されました。高松塚古墳・キトラ古墳の保存に関する研究情報、その他保存科学に関する基礎研究や調査結果など、当所で実施している各種プロジェクトの最新の研究成果が発表・報告されています。ホームページから全文(PDF版)をお読みいただけますので、ぜひご利用ください。(http://www.tobunken.go.jp/~hozon/pdf/49/MOKUZI49.html

2009年度日韓共同研究報告会の開催

臼杵磨崖仏周辺岩盤の樹脂耐候性試験

 保存修復科学センターは、大韓民国・国立文化財研究所保存科学研究室と「文化財における環境汚染の影響と修復技術の開発研究」を進めております。共同研究では、相互の研究サイトで共同調査を行うとともに、年1回の研究会を持ち回りで開催し、意見交換を行っております。
 今年度の研究会は、平成22年3月18日、東京文化財研究所地階会議室で開催しました。韓国から国立文化財研究所および公州大学校の研究者にご参加頂き、日本および韓国の研究者による発表および議論を行いました。研究発表は主に石造文化財の保存修復に関するものでしたが、今回は日韓の研究者による共同発表の成果が目立つようになり、より緊密な関係が築けるようになってまいりました。
 今後もこのような形での研究交流を進めてゆき、両国の文化財保存修復の発展に尽くしてゆきたいと考えております。

アジア文化遺産国際会議:東アジア地域の文化遺産―文化遺産保護国際協力活動を通じて我々は何を発見し共有しうるか―

討論の様子
参加者記念撮影

 「東アジア地域の文化遺産―文化遺産保護国際協力活動を通じて我々は何を発見し共有しうるか―」と題して、2010年3月4日-6日、東京文化財研究所を会場としてアジア文化遺産国際会議を開催しました。中国文化遺産研究院、韓国国立文化財研究所、中国敦煌研究院、ユネスコ北京オフィス、ユネスコ・アジア太平洋地区トレーニング研究センター、奈良文化財研究所、東京文化財研究から延べ63名の文化遺産保護の専門家が集まり、国際協力による文化遺産保護活動の現状と将来について話し合いました。研究機関はどのような国際協力を行っていくことができるのか。各研究所で実施されてきた共同研究と事業、相互の人材育成、文化遺産のドキュメンテーションの標準化など、多岐に渡る経験と情報を共有できました。このような場において20時間以上の密な意見交換がくりひろげられることは初めてで、各研究所間の関係を深めることができました。さらには、今後のプロジェクト立案と具体的な成果へつなげるスタートを切ったといえましょう。

タジキスタンにおける壁画断片の保存修復と人材育成(第7次ミッション)

処置前
研修生による処置後(クリーニング、充填)

 平成22年2月27日から3月10日まで、文化庁委託文化遺産国際協力拠点交流事業の一環として「タジキスタン国立古代博物館が所蔵する壁画断片の保存修復」の第7次ミッションを実施しました。本事業の目的は、タジキスタンにおいて壁画断片の保存修復作業を行う専門家を育成することにあります。
 第7次ミッションでは、壁画断片の欠損部分を充填材で埋める作業を日本人専門家の指導のもとで行いました。タジキスタン北部のカライ・カフカハI遺跡から出土した壁画断片は、火災による被害を受け、表面や下塗り層の色味が断片によって異なります。そのため、断片全体の色味を観察したうえで、充填材の色味を断片ごとに決定しなければなりません。研修生は、繰り返しサンプルを作成し、次第に適切な色味と堅さの充填材を作る感覚をつかんできたようです。
 来年度は、壁画断片を新しい支持体に設置する作業(マウント)について研修を行っていく予定です。

モンゴルでの拠点交流事業に関する協議・情報交換

モンゴル・ユネスコ国内委員会関係者および文化遺産センター長との情報交換

 東京文化財研究所は文化遺産国際協力拠点交流事業として、関係機関および専門家との連携、文化遺産国際協力コンソーシアムの協力により、モンゴルで木造建造物の修理、石碑・岩画の保存に関する研修を行っています。3月16日~18日、相手先であるウランバートルの教育・文化・科学省文化芸術局とモンゴル文化遺産センターで、昨夏に行った研修と関連調査の成果報告、次年度の活動方針について協議しました。成果に対するモンゴル側の満足は大きく、また今後の活動内容の具体的な提案から、期待の高さを実感しました。また、関連調査として、モンゴル・ユネスコ国内委員会委員長と面会、一覧表に登録済みの文化遺産の保護の方針や、今後登録を申請する文化遺産など、世界遺産に関する取り組みについて伺いました。木造建造物修理研修を行っているアマルバヤスガラント寺院は世界遺産暫定一覧表に登録されており、今後の展開が期待されます。

2月施設訪問

 ユネスコ国内委員会関係者ほか6名
 2月8日に、日本ユネスコ国内委員会の主催する研修事業にて招へいされた、中国・韓国・タイ・カンボジア・マレーシア各国のユネスコ国内委員会関係者が、無形文化遺産に係る当研究所の取り組みについて視察のため来訪、地階無形文化遺産部実演記録室、4階文化遺産国際協力センター、2階企画情報部資料閲覧室および1階ロビー企画展示を見学し、それぞれの担当者が説明及び質疑応答を行いました。

黒田記念館のホームページ(フランス語版)の新設

 今年2月、当研究所は黒田記念館のホームページ(フランス語版)
http://www.tobunken.go.jp/kuroda/index_f.html
を新設しました。その内容は日本語のページとほぼ同じで、「黒田清輝について」「公開日と交通案内」「黒田清輝作品一覧」などから構成されています。黒田記念館のホームページの外国語版としては英語・中国語・ハングルに続く四つ目です。
 1884年(明治17)、黒田清輝は法律を学ぶためにフランスに渡りましたが、2年後、絵画に転向し、画家としての人生を歩むようになりました。1890年から1893年の帰国までの間、黒田清輝はしばしばグレー・シュル・ロワンという小村に滞在し、数々の作品を描いています。
 このように日本の近代洋画の父とよばれた黒田清輝が、フランスとたいへん縁の深い画家であったことを、黒田記念館のホームページ(フランス語版)を通して、フランスはもちろん、フランス語圏の方々にご理解いただければ幸いです。

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