第52回オープンレクチャーの開催

講演会の様子

 文化財情報資料部では、平成30(2018)年10月26、27日の2日間にかけて、オープンレクチャーを東京文化財研究所セミナー室において開催しました。毎年秋に一般から聴衆を公募し、外部講師を交えながら、当所研究員がその日頃の研究成果を講演の形をとって発表するものです。この行事は、台東区が主催する「上野の山文化ゾーンフェスティバル」の「講演会シリーズ」一環でもあり、同時に11月1日の「古典の日」にも関連させた行事でもあります。
 本年は第1日目の26日に、「文化財データベースの作成とその意義について」(文化財情報資料部研究員・小山田智寛)、「雪村周継と臨済宗幻住派―大雄山法雲寺を起点に―」(筑波大学助教・水野裕史氏)、第2日目の27日に「裸婦に表わされた地域性―藤田・常玉・陳澄波を例に」(東京文化財研究所副所長・山梨絵美子)、「伝統を現代につなぐ:斉白石が描いた花鳥のかたち」(京都国立博物館主任研究員・呉孟晋)の4題の講演が行われました。両日合わせて一般から134名の参加を見、アンケートの結果、回答者のほぼ9割から「大変満足した」、「おおむね満足だった」との回答を得、好評を博しました。

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