『昭和期美術展覧会の研究〔戦前篇〕』刊行にむけて

昭和5年にローマで開催された日本美術展覧会の会場 会場に床の間を設えて、横山大観ら当時を代表する日本画家による作品を展示しました。

 企画情報部ではプロジェクト研究「近現代美術に関する総合的研究」の一環として、『昭和期美術展覧会の研究〔戦前篇〕』の2008年度刊行に向けて準備を進めています。同書は昭和戦前期に開催された主要美術展覧会の出品作のデータブック『昭和期美術展覧会出品目録〔戦前篇〕』(2006年刊行)の研究篇にあたるものです。昨年9月と今年5月の二度にわたる編集会議、および執筆候補者との調整を経て、若手の研究者を中心とする計29名の方に、各専門分野をふまえた論考を寄せていただくこととなりました。展覧会や美術団体の動向を軸に、絵画や彫刻、版画、写真、工芸等の諸ジャンルはもちろん、プロレタリア美術や戦争美術といった昭和戦前期ならではのテーマも盛り込まれ、近年の研究のめざましい進展をうけて、質量ともに充実した一書となりそうです。今後は執筆者による研究会を開くなどして、一層のレベルアップを図りたいと思っています。

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