イラク人保存修復専門家の研修事業(3)

X線写真の説明を受ける研修生(奈良文化財研究所)

 3ヶ月間のイラク人保存修復専門家の研修事業は、平成19年12月12日に終了しました。研修生は、11月13・14日に(財)埼玉県埋蔵文化財調査事業団を訪問し、保存修復の研究室や展示室、収蔵庫などの見学を行うとともに、土器の修復を体験しました。その後、11月19日から12月3日まで、奈良文化財研究所において、X線透過撮影機器など、保存修復に用いられるさまざまな機器の使用に関する研修を受けました。12月10日には東京文化財研究所のセミナー室において、「イラク・アフガニスタンの文化財保存の現状」というタイトルで、イラク国立博物館や地方の博物館の状況、博物館保存研究室での活動とあわせて、今回の研修成果を報告しました。今後、4名の研修生が、日本での研修の成果を生かし、イラクの文化財の保存に貢献してゆくことを願っています。

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