アジア文化遺産国際会議「中央アジアの文化遺産と日本の貢献」の開催

会議の様子
ウズベキスタン考古学研究所壁画修復室見学の様子

 文化遺産国際協力センターは、アジアにおいて文化遺産の保護活動に携わる専門家の交流を促進するために、国際会議やワークショップを開催してきました。平成19年度からは、さらなるネットワークづくりを目指し、毎年アジア各地において専門家会議を開催することになりました。一年目は中央アジア地域に焦点を合わせ、3月12日から3日間、ウズベキスタンの首都タシュケントで開催しました。ウズベキスタンのほか、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、さらにユネスコの専門家を招聘し、各国における文化遺産保護活動の現状と課題について報告と討論を行いました。会議後、サマルカンドの遺跡、歴史的建造物、博物館、考古学研究所を見学し、文化遺産の保存・展示方法について意見を交換しました。参加者からは、日本を含む各国が直面している問題点、保護活動の事例を知ることができ有意義であった、今後も連携をはかり情報交換を行いたい、などの感想が寄せられました。

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