『東京文化財研究所七十五年史 資料編』刊行

『東京文化財研究所七十五年史 資料編』

 当研究所の前身である帝国美術院附属美術研究所が設立された1930年から2005年までの75年の足跡を資料で跡づける『東京文化財研究所七十五年史 資料編』が3月末に刊行されました。戦前期の美術品調査の目録、矢代幸雄収集西洋美術関係図版目録、和田新、尾高鮮之助らによるインド・西アジアの美術調査撮影写真目録など美術研究所時代に蓄積された資料の記録、戦後、保存科学や無形文化財の分野を含む文化財の総合的調査研究機関となった後の研究課題や研究会・講座の一覧、当研究所各部の定期刊行物である『美術研究』『保存科学』『芸能の科学』の総目次など、それぞれの分野での研究史を跡づけるために一助となる資料集となっています。本書は中央公論美術出版から同じ書名で市販もされる予定です。

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