シルクロード沿線人材育成プログラム

故宮慶寿堂での現場実習

 新疆・甘粛・青海・寧夏・陝西・河南の各省から合計12名の研修生が参加し、4月3日から北京で実施していた「シルクロード沿線文化財保存修復人材育成プログラム」の古建築保護修復班(2年計画の第1年目)は、7月11日に15週間の日程を無事に終了しました。後半の第8週からは故宮紫禁城の中にある慶寿堂第三院を実習場所として、状態調査、技術調査、測量調査等を行いました。この建物は、乾隆皇帝が引退後に居住した頤和軒に近接し、皇帝に見せる芝居の役者たちが起居していた場所であったといいます。その後建物には何カ所もの改変が加えられて、いまは故宮内部の建具を修理する場所として使われています。この現場実習には、財団法人文化財建造物保存技術協会の専門家5名が講師として参加しました。その調査結果をもとに修復計画案を作成して第1年目の研修が終わりました。来年の現場修復実習では、5月12日に発生した四川大地震で被害のあった建物での修復作業に研修生を参加させるという案が出ています。

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