イラクおよびアフガニスタン人専門家の人材育成事業

木製品の保存修復について説明を受けるイラク人保存修復専門家 船箪笥:所蔵(フェルケール博物館)

 運営費交付金およびユネスコ文化遺産保存日本信託基金をもとに、イラクやアフガニスタンの保存修復、考古学などの文化遺産保存に携わる専門家を招へいし、人材育成・技術移転を目的とした研修事業を企画しています。本年度は、イラク国立博物館よりブタイナー・M・アブドゥルフセイ氏、タームル・R・アブドゥラー氏の2名の保存修復専門家を招へいし、2008年7月1日から12月10日までの約半年間にわたり、木製品の保存修復研修と関連する保存修復技術の習得のための実習を実施します。本研修では、奈良文化財研究所および静岡県埋蔵文化財調査研究所、九州国立博物館および国内の保存修復機関の協力を得ています。また、アフガニスタンからはケターブハーン・ファイズィー氏、ルフッラー・アフマドザイ氏の2名の考古学専門家を招へいし、2008年7月18日から12月22日にかけ、考古学の基礎的な知識から最新の技術の習得を目的とした研修を、東京文化財研究所と奈良文化財研究所にて行います。さらに、10月にカーブル博物館より2名の保存修復家を招へいし、バーミヤーン仏教石窟から出土した仏典の保存修復を日本の専門家と共同で行う予定です。

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