敦煌派遣研修終了

紙本の裏打ち実習(倉橋さん)
壁画の修復実習(佐藤さん)

 6月1日から敦煌研究院へ派遣した佐藤香子さん(東京学芸大学大学院修士課程修了/保存科学専攻)と倉橋恵美さん(筑波大学大学院修士課程修了/日本画専攻)の研修が終了し、10月19日に無事帰国しました。この間、2人は莫高窟の宿舎に泊まりながら、敦煌研究院の全面的な協力を得て、壁画の現場調査、分析研究、保存処理作業の実習、壁画構造の再現制作と模写、世界遺産莫高窟の管理運営に関する講義など、壁画のみならず、文化遺産の保護に関する全面的な内容についての研修を受けました。また個人研究のテーマとして、佐藤さんは壁画に使われた赤色の色料についての分析・比較研究を行い、倉橋さんは科学的研究を根拠としながらの復元模写に挑戦し、その結果は最後の発表会において敦煌研究院の研究者からも高い評価を得ることができました。現場での貴重な体験とともに、同世代の敦煌研究院の仲間たちとの出会いと交流は、今後2人がそれぞれの道を歩む上できっと大きな意味を持つことでしょう。この研修は、あと2年間の実施を予定しています。

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