アフガニスタン人考古学専門家の人材育成事業

流山市教育委員会の発掘現場に参加
奈良文化財研究所の平城宮の発掘に参加

 「バーミヤーン遺跡保存事業」の一環として7月半ばから始まったアフガニスタン人専門家の考古学研修は、12月半ばに全日程を終了しました。ケターブ・ハーン・ファイズィー氏とロフッラー・アフマドザイ氏の研修生2名は、5ヶ月に及ぶ研修を終え、12月22日に帰国の途に着きました。今回の研修では、東京文化財研究所だけでなく、東京都埋蔵文化財センター、流山市教育委員会、奈良文化財研究所など、さまざまな機関の協力の下、実習が行われました。研修生たちは、各機関が実施している発掘や研究の現場に参加することで、発掘方法や遺構・遺物の実測の仕方について実地に学びました(写真1、2)。アフガニスタン人研修生にとって、慣れない日本での長期にわたる研修は、なにかと苦労も多かったようですが、多くの方々のおかげで、考古学の専門知識や技術の習得だけでなく、日本の生活や文化に親しむことができ、充実した研修期間を過ごせたようです。12月17日には、研修のまとめとして、研究所内で研修成果発表会が開かれ、研修で学んだことやアフガニスタンの最新考古学情報について、研修生から報告がありました。
 文化遺産国際協力センターでは、今後もこうした研修を通じて、アフガニスタンの文化財保護に関わる人材の育成に協力していく予定です。

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