ヘレン・ケラー初来日時の音声資料

フィルモン音帯「トーキングブツク/ヘレンケラー」大阪芸術大学博物館所蔵

 無形文化遺産部は、早稲田大学演劇博物館(演劇映像学連携研究拠点)と共同で、フィルモン音帯(日本で開発されたエンドレステープ式の長時間レコード)の調査研究を実施しています。
 フィルモン音帯は、生産期間が1913年から1915年と短かったため、現存数は決して多くありません。1937年に初来日したヘレン・ケラーが録音を行っていたことは事実として知られていましたが、現物を確認できない音帯のひとつでした。調査の過程で、その音帯が大阪芸術大学博物館に現存することが明らかとなりました。この時の録音以外には、初来日当時の肉声は残されていないようです。歴史的にも貴重な資料であり、8月18日付『読売新聞』夕刊には紹介記事が掲載されました。
 フィルモン音帯の概要は『無形文化遺産研究報告』第5号(2011年3月刊)に報告しています。収録内容を含め、その詳細は今年度の報告書にまとめる予定です。

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