対談:「かたち」の生成をめぐって―イケムラレイコの場合

対談風景

 ドイツ・ベルリン在住のアーティスト、イケムラレイコ氏の公開対談を、6月9日(火)に行いました。これに先立って、2014年1月に企画情報部では、「「かたち」再考―開かれた語りのために」という国際シンポジウムを開催し、このシンポジウムでもイケムラ氏にご登壇いただきました(詳しくは、報告書を刊行しておりますのでご覧いただけますと幸いです。http://www.tobunken.go.jp/materials/katudo/120647.html)。
 今回はその第2弾となり、企画情報部の山梨絵美子と皿井舞とがイケムラ氏に質問を投げかけ、それにイケムラ氏が応えるという三者の対談形式でお話を聞いてまいりました。最新作の「うさぎ観音」という高さ3メートルを超えるテラコッタ像の制作コンセプトを皮切りとして、技法、素材やメディアの選択、あるいはコンセプトを実現するための工夫といった実践的なお話に加えて、制作の姿勢、創造の際の内面や葛藤、アートを通して目指す境地など、つくるという営みを、率直に、ぞんぶんに、語ってくださいました。
 絵を描くとき、「対象と自らとが一体化したその瞬間をつかまえる。描きたいのは、ものではない。対象が自分と体につながっている、そういう感覚を捉えたい。それが自分と世界のつながりであり、経験であり、それを絵にするのだ」という言葉が印象的でした。
 対談の内容は、東京文化財研究所のホームページ上で公開する予定にしております。どうぞご期待ください。

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