久野健氏資料の目録の公開

 仏教彫刻史に大きな足跡を残された久野健氏の資料を整理し、国内外に所在する仏教彫刻の写真類の目録を公開しました。件数にして7000件以上に及ぶ膨大な資料は、当研究所の研究員であった久野氏が収集されたものです。同氏が2007年に亡くなられた後、ご遺族より当研究所にご寄贈いただきました。
 久野氏は1944年に当研究所の前身である美術研究所に入所後、1982年の退官まで38年間にわたって仏教彫刻史の研究に従事されました。退官後は自宅に隣接して仏教美術研究所を設立・主催し、長年にわたって収集された資料を研究者の利用に供されました(久野氏の略歴はこちらをご参照ください。
 写真資料の大部分は都道府県の寺社ごとに分類された仏教彫刻の写真で、日本全国の仏像を網羅的に把握されようとする、なみなみならぬ氏の気迫を感じさせます。なかには修理中の仏像を写した写真なども含まれているたいへん貴重な資料群となっています。その調査の成果の一部は、地域ごとに主要な仏像についての解説をまとめた久野氏監修の『仏像集成』(学生社)に反映されています。
 ご所蔵者名・作品名等で検索できるようにいたしましたので、本資料の閲覧を希望される場合には、あらかじめ「利用申込書(wordPDF)」にご記入のうえ資料閲覧室にお申込みください。

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