ミャンマーにおける文化遺産保護協力活動(2)

No.1205寺院における作業風景

 煉瓦造遺跡の壁画保存に関する調査および研修
 1月19日から1月26日の日程で、昨年より継続しているバガン遺跡群内No.1205寺院の堂内環境調査、屋根損傷状態調査、壁画の崩落個所応急処置を行いました。特に屋根の調査では雨漏り被害とシロアリ営巣被害の関連性が裏付けられ、今後DoA職員と協力して有効な対策を検討していく予定です。また、バガン考古博物館ではDoAバガン支局及びマンダレー支局の壁画修復の専門職員5名を対象に、壁画修復の調査記録方法についての研修を行いました。ミャンマーでは修復時の調査記録がほとんど行われていないため、研修を通して基礎的な調査記録方法を学び、その重要性を認識してもらいたいと考えています。

to page top