「世界遺産の未来―文化遺産の保護と日本の国際協力」の開催

キショー・ラオ世界遺産センター長基調講演
会場風景
パネルディスカッション

 文化遺産国際協力コンソーシアム(以下コンソーシアム)では、毎年一般の方を対象にシンポジウムをおこなっています。今年は10月26日(土)に、国連大学ウ・タント国際会議場にて、「世界遺産の未来―文化遺産の保護と日本の国際協力」(主催:コンソーシアム、文化庁)として開催しました。
 昨今、世界遺産が大きな注目を集めており、世界各地の世界遺産の保護に向けて、我が国の文化遺産国際協力にも期待が高まっています。今回のシンポジウムにおいては、カンボジア・アンコール遺跡やアフガニスタン・バーミヤーン遺跡など、我が国が行なってきた世界遺産に対する国際協力について紹介すると同時に、こうした協力の現場で活躍する我が国の専門家より、それぞれの世界遺産が直面する様々な課題をご報告頂き、今後の国際協力のあり方について議論する場としました。
 まず、基調講演として、世界遺産条約が過去40年に亘って信頼性のある国際的な枠組みの提供を通じて達成した文化遺産保護におけるその課題と今後の展望について、キショー・ラオユネスコ世界遺産センター長からご講演いただきました。
 次に、世界各地の文化遺産の保護と国際協力の事例報告として、カンボジアについて石澤良昭会長より、ホンジュラスについて寺崎秀一郎中南米分科会委員より、エジプトについて近藤二郎西アジア分科会委員より、アフガニスタンについて前田耕作副会長より、ご報告いただきました。
 報告後のパネルディスカッションでは、関雄二中南米分科会長を司会にお迎えし、我が国が行う世界の文化遺産保護の国際協力の強みと今後の課題について、活発な議論が展開されました。
 今回は、我が国が世界文化遺産に対して行ってきた国際協力の話を数多く紹介した今回のシンポジウムとして、例年より幅広い年齢層の方にお越しいただき、来場者からも高い評価を頂きました。今後も、コンソーシアムでは、文化遺産保護に係る問題をより多くの方にご関心を持って頂ける機会を設けていきたいと考えています。

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