日本南画院声明 

記事番号:00103
年月:1936年06月

小室翠雲の主宰する日本南画院では六月二十八日午後麹町の同院で総会を開催、東京及び関西在住の同人十三名出席して、帝院問題並に今秋の文展に関する同院の態度に就いて協議したが、一同小室翠雲と行動を共にして文展には不参加の方針を執ることとなり、左の声明書を発表した。 「平生文相の美術界に対する態度に就て慊焉たるものあり、日本南画院同人としては暫く静観の立場に於て斯道本来の使命に邁進せんとするものなり、右声明す 昭和十一年六月二十八日 日本南画院同人」

登録日: 2014年04月11日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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