本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。



1897(明治30) 年2月5日

 二月五日 金 朝学校ニ出 昼めしニは菊地を引張て精養軒ニ寄つた 内へ帰つて台湾へ出す手紙と岡田へやる手紙をかき四時頃から佐野の処ニ行きストーブの前飾の代を渡し一緒ニ小代をたづねたニ留守処佐と二人で豊楼でめし 九時前ニ合田も来て一時間位居た 十二時一寸過ニ内へ帰る

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