秋好馨

没年月日:1989/03/25
分野:, (漫)

 新聞4コマ漫画「轟先生」で親しまれた漫画家秋好馨は、3月25日午後9時15分、肺ガンによる呼吸機能不全のため、神奈川県鎌倉市の自宅で死去した。享年76。明治45(1916)年、東京に生まれる。中学校在学中に胸を病んで2年間休学し、この間に描いた漫画が雑誌に認められて昭和10(1935)年、「フレッシュマン神童君」でデビューする。同12年、横山隆一などの所属する「新漫画派集団」に入り、同16年近藤日出造主宰の雑誌「漫画」に「轟先生」を発表して注目された。中学教師を主人公とし、世相を敏感に反映した同作品は、戦後の同24年から読売新聞夕刊に4コマ漫画として連載され始め、同26年からは朝刊に移って同48年2月まで、通算7762回にわたって続けられた。主要作品としては、他に「ますらを派出夫会」「あわもり君」などがある。晩年は油絵に親しみ、個展なども開催している。

出 典:『日本美術年鑑』平成2年版(238頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
to page top