晝間弘

没年月日:1984/10/06
分野:, (彫)

 日本芸術院会員、日展常務理事の彫刻家晝間弘は、10月6日狭心症のため東京都葛飾区の第一病院で死去した。享年68。初期の木彫から塑像、ブロンズ等へと領域を広げ、堅実な写実力で独自の造形をもとめた晝間は、大正5(1916)年3月5日東京都葛飾区に生まれた。東京美術学校在学中の昭和14年第3回新文展に「朝晨」で初入選し、翌年同校彫刻科木彫部を卒業、卒業制作「早蕨」で正木記念賞を受ける。同年の第4回東邦彫塑院展で彫塑院賞を受賞。北村西望に師事し戦後は日展に出品、同22年第3回展で特選を受けたのをはじめ、第5-7回展で連続特選となり、第5回展出品作「希望」は政府買上げとなった。同27年の第8回日展で初の審査員にあげられる。同33年社団法人日展会員となり、同37年評議員、同52年理事、同55年からは日展常務理事をつとめる。この間、同39年第7回日展出品作「大気」で文部大臣賞、同45年改組第1回日展出品作「穹」で日本芸術院賞を受賞し、同55年に日本芸術院会員となる。日本彫塑会(同47年理事)にも所属し、同51年から54年まで筑波大学教授をつとめた。

出 典:『日本美術年鑑』昭和60年版(255頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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