黒田嘉治

没年月日:1984/12/12
分野:, (彫)

 日展参与の彫刻家黒田嘉治は、12月12日脳血栓のため東京都世田谷区の自宅で死去した。享年76。明治41(1908)年3月29日東京市浅草区に生まれ、東京中学校を経て昭和6年東京美術学校彫刻科塑造部を卒業。在学中の同4年第10回帝展に「立女」で初入選し、第12回「習作」、第15回「習作」で特選を受け、同8年帝展無鑑査となる。その後も官展に出品するとともに、同15年から戦後の同38年まで大須賀力と彫刻二人展を18回開催する。戦後は日展に出品した他、国立近代美術館主催「近代の彫刻展」(同28年)をはじめ、日本国際美術展(同32、34、38、40、42年)、現代日本美術展(同33、39、41、43年)、秀作美術展等にも出品。同33年日展評議員となり、翌34年改組第2回日展出品作「立つ女」で文部大臣賞を受賞した。同54年日展参与となる。主要作品は他に「靴下をはく女」(同36年改組第4回日展)、「立つ女」(同42年日本国際美術展)など。

出 典:『日本美術年鑑』昭和60年版(260頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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