中野素昂

没年月日:1985/10/18
分野:, (彫)

 日展会員の彫刻家中野素昂は、10月18日午前4時45分、肺炎のため東京都板橋区の常盤台病院で死去した。享年88。明治31(1898)年3月21日福岡県豊前市に生まれ、本名昂。東京美術学校彫刻科で関野聖雲建畠大夢、水谷鉄也らに学び、大正15年卒業する。昭和3年第9回帝展に「立命」が初入選。7年日本美術協会展で「羽衣」が奨励賞が受賞し、16年第4回新文展に「思ひ」、18年同第6回展に「使命」を無鑑査出品する。戦後31年第12回日展に「水泳選手」を依嘱出品、以後依嘱出品し、39年第7回日展で審査員をつとめ、40年日展会員となる。この間36年豊島区新庁舎落成記念に「希望」を制作、39年には北九州合併記念として戸畑区若戸大橋公園に「大気」を制作した。人物を多くモチーフに、確実な写実力を示した。

出 典:『日本美術年鑑』昭和61年版(259頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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