張間喜一

没年月日:1981/12/14
分野:, (工,漆)

 重要無形文化財輪島塗の技術保存会会長の張間喜一(号禧一)は、12月14日午後3時15分、老衰のため石川県輪島市の自宅で死去した。享年79。1902(明治35)年4月19日石川県輪島市に生まれる。21年3月石川県立工業学校描金科を卒業後、東京美術学校に入学し、26年3月に同校漆工科を卒業した。同年4月から六角紫水研究所助手を半年間勤め、その後石川県商工技手工業試験場に勤務、28(昭和3)年からは石川県立工業学校で教鞭をとった。37年の第1回新文展では「漆器花薊化粧筥」が初入選し、42年第5回新文展では「鷺漆器衝立」が特選となっている。戦後46年から静岡県立工業試験場々長を勤めたが、55年輪島漆器研究所顧問となり、69年同研究所々長となった。翌70年には長年にわたる漆工芸啓蒙指導と後継者の育成を認められ、日本漆工協会から表彰を受けている。76年勲五等双光旭日章を受章。翌77年から重要無形文化財輪島塗技術保存会の会長をつとめたいた。代表作は上記新文展特選受賞作。

出 典:『日本美術年鑑』昭和57年版(288頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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