田畑喜八〔4代目〕

没年月日:1983/12/27
分野:, (工,染)

 友禅染の四代田畑喜八(本名田畑起壱郎)は12月27日午後3時33分、じん不全のため、京都市中京区の丸太町病院で死去した。享年75。明治41(1908)年9月1日京都市中京区で、三代田畑喜八の長男として生まれた。京都市立絵画専門学校、同研究科を卒業。日本画を西山翠嶂に、染織全般を父三代田畑喜八に就いて修得した。第二次大戦中、京染技術保存有資格者として商工省より認証を受け、その会長の父を補佐した。昭和21年1月に、父より家督を譲り受けた。昭和29年文部省の委嘱で父と共に友禅染の技術・作品保存のため、その記録作品を作成した。
 日本工芸会の設立発起人、日本染織作家協会設立発起人代表等、第二次大戦後の染織工芸会に盡力、貢献した。主要作品は、訪問着「白夜」(昭和54年秋期日本染織作家展文部大臣賞)、訪問着「春光」(同年春期同展)、訪問着「暁」(同年秋期同展)、訪問着「薫風」(昭和56年同展)など。著作に「小袖」(三一書房)、「色と文様」(光村推古書院)がある。

出 典:『日本美術年鑑』昭和32年版(181頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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