中谷ミユキ

没年月日:1977/04/03
分野:, (洋)

洋画家、十一会会員中谷ミユキは、4月3日肺炎のため武蔵野市吉祥寺の森本病院で死去した。享年77。明治33年2月10日広島県安佐郡に生まれ、共立女子専門学校を卒業。昭和5年第11回帝展に「静物」で初入選し、以降帝展、新文展に出品、光風会にも出品し、同12年第24回展に「静物」でF氏賞を受け翌年会友となり、戦後の同21年会員となったが同27年退会した。また、同21年11月に創立された女流画家協会の発起人に加わり、創立委員となり翌年の第1回展に「赤い布の静物」など3点を出品してI夫人賞を受けた。同27年光風会退会後二紀会同人となり同年の第6回展に「黄い皿」を発表、同36年まで同展に出品した。また、同33年に結成された十一会にのち会員として加わった。

出 典:『日本美術年鑑』昭和53年版(260頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)

引用の際は、クレジットを明記ください。
例)「中谷ミユキ」『日本美術年鑑』昭和53年版(260頁)
例)「中谷ミユキ 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9696.html(閲覧日 2024-04-20)
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