土橋醇

没年月日:1978/10/30
分野:, (洋)

 洋画家土橋醇は、10月30日急性心不全のため福島県郡山市の太田総合病院付属さが乃病院で死去した。享年69。明治43年8月17日東京市小石川区に生まれ、昭和13年東京美術学校油画科卒業後渡仏、アカデミー・ランソンに学んだ。同15年帰国しベトナム、カンボジア、ラオスへ外務省から派遣さる。その後光風会展にも出品し同21年会員となり、27年光風特賞を受賞したが、同28年再度渡仏し48年に帰国するまでの20年間パリで制作を続け、主にサロン・ドートンヌ、サロン・ド・メ展に作品を発表した。また、第2回東京国際版画ビエンナーレ展(35年)、第6回日本国際美術展(36年)にそれぞれ招待出品したほか、パリ国際現代美術展(38年)、カーネギー国際展(39年)などにも出品、この間毎年パリ、ニューヨークなどで個展を開催した。同48年帰国後は東京で制作した。作品は東京国立近代美術館、パリ国立近代美術館他いくつかの欧米の美術館にも収蔵されている。主要作品には「流れる星(白)」「流れる星(黒)」(40年)「白光」「自影」(48年)「希望の星」(壁画53年)など。著書に『南方の古代文化と芸術』、随筆集に『南へ還る』がある。

出 典:『日本美術年鑑』昭和54年版(324頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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