野村守夫

没年月日:1979/08/24
分野:, (洋)

 洋画家野村守夫は、8月24日急性肺炎のため、杉並区下高井戸のロイヤル病院で死去した。享年75。1904(明37)年広島市的場町に生れ、川端画学校出洋画を学んだ。藤島武二に師事し、1924年第14回二科展に「花などの静物」を初出品して1941年会友となった。その後も専ら二科展に出品をつゞけ、戦後46年には二科会再建に際して会員に推された。49年には「潮の眠るとき」で二科会々院努力賞を受け、73年57回二科展出品の「丘にある街」で日本芸術院恩賜賞を受賞した。また同年ブラジル政府からコメンタ・ドール・オフシャル章を受けた。代表作に「教会のある街」「サクレクール」「黄色い街と家」などがあり、そのほか38年頃より北京、ハルピン、大連等を巡遊した際の制作である「吉林省」「大陸の建設」「北京西牌楼街」「太陽島にて」の作品などがある。作品は都会的に洗練された、叙情味のある画面に特色を示した。

出 典:『日本美術年鑑』昭和55年版(290頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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