永沢永信

没年月日:1977/05/08
分野:, (陶)

 陶芸家、日展会員永沢永信は、5月8日肺がんのため兵庫県豊岡市の公立豊岡病院で死去した。享年67。明治43年兵庫県に生まれ、大正15年京都市立陶磁器講習所高等科卒業後、赤松雲嶺に師事して二百年の伝統をもつ新羅白磁風の出石焼(「永信窯」三代目)を伝承する技術者になった。戦後は昭和23年第4回日展に「みのりの図花瓶」で初入選以来同展に出品を続け、同35年第3回日展に壺「馬」を出品し特選、北斗賞を受け、翌年無鑑査、翌々年から出品依嘱となった。同41年第9回日展で審査員をつとめ方壺「浮粒」を出品、翌年日展会員となった。また、同47年には文化使節として陶芸技術指導のためモスクワに招待され、同年黄綬褒章を受けた。作品は他に「幽韻」(改組日展第1回)、花器「瑞雲」(同第3回)「白瓷瓶」(遺作、同第9回)などがある。

出 典:『日本美術年鑑』昭和53年版(264頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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