藤原建

没年月日:1977/11/25
分野:, (陶)

 備前焼の作家で岡山県重要無形文化財認定者藤原建は、11月25日急性心不全のため備前市の自宅で死去した。享年53。大正13年岡山県和気郡に生まれる。本名健。昭和21年復員後陶芸を志し、同29年北大路魯山人の下で修業、翌30年築窯した。同35年日本伝統工芸展に初入選、以後連続入選し、同37年には日本陶磁協会賞を受賞、同年デンマーク日本工芸展に出品した。同39年、日本工芸会正会員となり、翌40年には一水会正会員となる。同42年、陶歴20年を記念して「藤原建作陶展」(東京日本橋高島屋)を開催して「緋襷花入」「窯変徳利」などを出品した。同45年自宅に大窯を築き、同48年には岡山県重要無形文化財の指定を受けた。なお、備前焼人間国宝藤原啓の甥にあたる。日本伝統工芸展への出品作に「備前花入」(第10回)、「備前緋襷鉢」(第14回)などがある。

出 典:『日本美術年鑑』昭和53年版(286頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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