丸田正美

没年月日:1979/12/06
分野:, (陶)

 日本工芸会正会員、黒牟田窯の陶芸家丸正美は、12月6日胃ガンのため佐賀県藤津郡の国立嬉野病院で死去した。享年54。号麦民。1925(大正14)年9月10日佐賀県武雄市の窯元に生まれ、42年佐賀県立有田工業高校窯業科を卒業、50年から浜田庄司に師事する。60年佐賀県展で最高賞受賞、63年第37回国展に入選、66年日本工芸会西部展で最高賞受賞、70年から日本伝統工芸展、73年から一水会展に出品し、78年日本工芸会正会員となる。同年、東急本店で九州陶芸三人展を開催する。桃山末期に開窯した黒牟田窯の伝統技法に、塩釉を使って民芸的な独特の作風を築いた。代表作に「塩釉鉄砂呉須陶鉢」など。また、邸内に肥前民芸陶器館を設け一般に開放した。

出 典:『日本美術年鑑』昭和55年版(299頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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