西垣雄太郎

没年月日:1973/02/23
分野:, (学)

大阪市立大学文学部教授の西垣雄太郎は、2月23日午後1時50分、脳浮腫のため牧方市民病院で死去した。享年53歳。西垣雄太郎は大正8年(1919)5月27日、兵庫県豊岡市に生まれ、昭和19年(1944)9月東京帝国大学文学部教育学科を卒業、同24年9月東京大学部美学美術史学科大学院を修了、西洋美術史を専攻した。昭和26年(1951)4月、大阪市立大学文学部助手となり、同30年専任講師となった。主要な研究対象は17世紀スペイン絵画史で、昭和35年(1960)8月から翌36年8月までスペイン・マドリッド大学に留学し、昭和38年大阪市立大学文学部助教授に就任、同年教授に昇任した。主要な研究論文に「ベラスケス作<王妃マリアーナ>の肖像について」(『人文研究』昭和41年)、「ベラスケスとエル・エスコリアールのパンテオン」(『人文研究』、昭和42)などがある。

出 典:『日本美術年鑑』昭和49・50年版(244頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)

引用の際は、クレジットを明記ください。
例)「西垣雄太郎」『日本美術年鑑』昭和49・50年版(244頁)
例)「西垣雄太郎 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9472.html(閲覧日 2024-04-23)
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