日向裕

没年月日:1974/06/26
分野:, (洋)

 國画会々員洋画家日向裕は、6月26日食道狭さく症のため長野県南佐久郡の佐久総合病院で死去した。享年62歳。大正元年9月13日上記に生れ、昭和13年東京美術学校油画科を卒業、田辺至南薫造に師事した。昭和18年「溪谷」「子供」が第18回國画会に初入選し、第20回「早春譜」で國画会奨学賞を得、同23回で國画会々員に推薦された。また28年日本風景画代表作展に「信州風景」を出品、同年日本国際展に「裸婦」「廚舎」を出品した。31年には渡仏し、グラン・ショミェール研究所に学び、翌年梅原龍三郎とピカソを訪ねた。33年現代日本美術展に「南仏サンポール」出品、翌年の日本国際美術展に「飛翔」を出品した。なお44年には、ギリシャ、トルコ等に約半年の旅行をしている。作品は、代表作に「飛翔」「故郷賛歌」などがあり、軟い色調と、フォルムに独特の画風を示していた。

出 典:『日本美術年鑑』昭和49・50年版(275頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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